トラベルハーモニー

キュナード・ライン

保有する客船に女王の名を冠することが許された世界で唯一のクルーズライン、王族や映画スターなどを顧客に

1839年、サミュエル・キュナード等がイギリス政府の保護のもと、郵便補助航路企業として設立されたのがキュナード・ラインの始まりです。その後汽船会社となり貨物船航路の経営に進出し、1934年には他社を合併、豪華客船を就航させました。長らく英国王室公認の郵便事業を担う船として活躍してきただけに、英国王室とのゆかりが深く、保有する客船に女王の名を冠することが許された世界で唯一のクルーズラインとしても有名です。現在就航中の3隻(クイーン・エリザベス、クイーン・ヴィクトリア、クイーン・メリー2)の命名者も、エリザベス女王をはじめ、英国ロイヤルファミリーが務めています。

クイーン・メリー2には、過去に乗船した往年の人気映画スター、エリザベス・テイラーやクラーク・ゲーブルなどのパネルが飾られており、クイーン・ヴィクトリアや、クイーン・エリザベスには、キュナードど英国王室のつながりを示す写真などが飾られているのは、世界各国の王族や映画スターなどを顧客に持つキュナードならではといえましょう。

選ばれる理由

キュナード・ラインの特徴は、昔ながらの”フォーマル”さと”クラス”ごとのサービス。クルーズ業界がカジュアル路線に傾きつつあるなか、キュナードでは古き良き時代のオーシャンライナーの雰囲気をそのまま継続し、夜のフォーマルウェアの着用率が非常に高く、船内はまるで社交界のよう。華やかなパーティーではオーケストラの生演奏にあわせて踊りあかす人々。洋上にあるとは思えないような本格的な劇場もございます。


グリル・クラスとスタンダード・クラスの2つに大別されるお部屋のカテゴリーにより、ご利用頂けるサービスがかわり、クラスごとに異なるメインダイニングルームの設定となっています。

船内各所の名称は全て英国風。そしてクルーズの黄金時代から語り継がれてきた伝統のホワイトスター・サービス。乗船時に白い手袋を嵌めたクルーが並んで出迎えるウェルカムから、お客様のお部屋のルームスチュワードまで、洗練された英国式のサービスを、キュナードの船上で体験してみてはいかがでしょう。